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静かな体幹:羽生選手に思う

2018.03.01

冬季オリンピック、
フィギュアスケートの羽生 結弦選手の演技を拝見していて、
ジョッキーの武 豊さん、歌舞伎の坂東 玉三郎さんと印象が重なりました。
共通するのは、静かな体幹。

体感があまりにも静かに、空間に静止しているので、静か。
静かな箇所があるから、見ている側に、細部の動きが受け取れます。
馬上なら、馬の動きを妨げないので、馬は背中に乗せた荷物の心配なく前進すること専念できます。


これを可能にするためには、自在性が必要で、
微細なバランスができる身体のセンサーと、自由で力みを最小にした筋肉が必要です。

簡単にいうと、例えば、
反り腰や、胸を張る、頑張る(力む、意気込む)、これらが筋肉を硬くし、伸びやかで自在な動きを阻害します。
頑張れば頑張るほど失敗してしまう時は、この罠にはまってしまった時が多いのでは?


特に日本の文化と教育では、
頑張れ、しっかり、きちんと、正確に、速く、という言葉がけと、
脳と神経回路、筋肉の力みが、リンクされてしまっています。

鍛えること、力をいれることばかりが重視され、
緩める、休むこと経験がありません。

だらっと脱力したいわけではないのです。
伸縮自在な筋肉を育てるために、本当に緩めるというのがどういうことか経験し、休め方を学ばなくてはなりません。


せっかく始めた好きなこと、
上達したいことに出会えたなら、
できるだけ怪我や故障の無いように・・・と祈ります。


3月始めの土日、緩めること、休め方、じっくりたっぷりやります。
是非どうぞ。

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