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気分や体調「うだつが上がらない」って、こういうこと?

2021.03.14

春なのに・・・暖かくなってきて動きやすいはずなのに・・・
なんとなく調子が今ひとつ・・・
それって、こういうことか!!
・・・
  
一般的には、調子が今ひとつ、
努力のわりに報われない感じを表現する言葉として使われるがけれど・・・
  
語源として言われるのは、
木造家屋の屋根を支える構造の一部、
梁(はり)の上の棟木を支える短い柱を「ウダツ」というらしい。
  
棟上(むねあげ)の時に、上げたいのに上がらない・・・ということか。
  
  
このウダツ。別の解釈がある。
和の暦では、月ごとに十二支が担当している。
12月から「子」で始まり、丑、寅、と続いていく。
すると、
3月「卯」うさぎ、
4月「辰」たつ、となり、
卯辰=うたつ:ウダツ となるわけだ。
  
春、花が咲き、緑がもりもり芽吹く時期、
勢いづいて昇り調子でもよいのに、
自分は、なんだかなぁ・・・今ひとつ盛り上がらない、ぱっとしない。
「卯辰の月に上がらない」・・・といわけだ。
  
私は、こっちの説がしっくりくる気がする。
  
で、実際。
拙宅も花たちは、ぶりぶり咲いて、
新芽がもりもり芽吹いている。
  
が、自分。
今ひとつしゃっきりしない。
  
これ。季節と身体の仕組みとして、
すごい納得することを聞いた。
  
状況として、
冬寒い時期から暖かくなってきたゆえに・・・
  
一つは、
ぎゅっと縮こまっていた筋肉が緩んでくる。
 ↓
血管が広がる
 ↓
血流よくなる
 ↓
けど、逆に広くなった血管に充分な血液流すには、
   量が不足してるらしい。
 ↓
血が足りん!! だから頑張れない!
・・・という状況らしい。
  
もう一つは、
ぎゅっと冬の寒さを耐えてた時期は、
代謝を少なくして、エネルギー消費を抑えていた。
 ↓
活動を減らしていた、ということは、
 ↓
出したいものが出せてないから、
まず、出さないと活動しやすい状態にならない。
 ↓
身体に蓄積した不用物質の解毒開始!
 ↓
解毒は、肝臓の仕事。黙ってひたすら作業。
肝臓は、かなり大きい臓器で、この解毒は超重要、優先事項。
血流かなり必要とする。
  
この2点により、
身体のご主人さまが思ってるほど、
今、活発に動けないよ・・・という状況。
  
  
腑に落ちることがある。
  
思うほど食べられない。
食べられるけど、食べるとしんどくなる。
  
こういうことか?
  
冬眠明けの動物は、消化のやさしいものを食べる。
ヘビーなものは、胃が受付けない。
  
冬眠していたわけではないけれど、
身体は、冬仕様だったのだろう。
  
  
それを、「春~」と浮かれて、
気持ちも、身体も、食欲も、もりもりガッツリ いこうとしたら、
逆に体調崩すよね。
  
気持ちが思うほど、身体はまだ動く準備ができていない。
それが「卯辰」の季節ということか。
  
あせらず、ゆっくり。エンジン温めよう。
  
皆さんは、いかがです?

  
Photo by Aneta Pawlik on Unsplash

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